【小規模事業場産業医活動助成金】の受給要件などのまとめ

小規模事業場産業医活動助成金の概要

小規模事業場が、平成30年度以降、新たに保健師と健診異常所見者や長時間労働者等に対する保健指導、高ストレス者等に対する健康相談、健康教育等の産業保健活動の全部又は一部を実施する契約を締結し、実際に産業保健活動が行われた場合に、費用の助成を受けることができる制度です。

上記のように、この助成金は、厚生労働省の産業保健活動総合支援事業の一環として行われています。保健師と健康相談などの産業保健活動を実施した場合に助成金を受け取る事が出来ます。また、小規模事業場産業医活動助成金には「保健師コース」と「直接健康相談環境整備コース」があり重複して申請が可能です。

  • 「保健師コース」は従業員が月に1度、保健師に健康相談を行う事を目的としたコースです。
  • 「直接健康相談環境整備コース」は従業員が会社を通さず直接保健師と相談できる仕組みを設置するコースです。

支給額

1事業場当たり、6か月ごとに10万円を上限に実費を支給。ただし、1事業場当たり将来にわたり2回限り助成されます。

上記のようにこの助成金では10万円を最大2回(合計20万円)の助成を受けることが可能です。また、「保健師コース」と「直接健康相談環境整備コース」を組み合わせる事で最大40万円の助成を受けることが可能になります。

ポイント

この助成金を受けるには、保健師と相談できる仕組みを整備するにあたって使用した費用を最大10万を助成受けることが出来ます。ですので、まず費用を払ってから6か月後に助成金を申請することが可能で、最大20万円が戻ってくる(最大2回まで)形になります。

効率的に助成金を受けるには

各コースの助成金は最大10万円までの実費支給ですので、11万の費用を掛けても10万円しか助成されません。逆に9万円だと9万円が助成されることになり、仕組み作りに掛ける費用は10万円がベストの金額になります。さらに「保健師コース」と「直接健康相談環境整備コース」は重複して申請が出来るので10万円の費用に対して20万円の助成を最大2回、計40万円助成を受けることが可能となり、費用に対して最大20万円をプラスして受け取る事が出来ます。

例)

  • 「保健師コース」に適用されるシステムに11万円使用した→10万円の助成を2回(マイナス2万円)
  • 「保健師コース」に適用されるシステムに→9万円の助成を2回(プラスマイナス0円)
  • 「保健師コース」に適用されるシステムに→10万円の助成を2回(プラスマイナス0円)
  • 「保健師コース」と「直接健康相談環境整備コース」が適用されるシステムに10万円使用→20万円の助成を2回(プラスマイナス20万円)

支給要件

支給要件は下記の要件を全て満たしている必要があります。

  • ①小規模事業場(常時50人未満の労働者を使用する事業場)であること。
  • ②労働保険の適用事業場であること。(当機構では厚生労働省ホームページ掲載の「労働保険適用事業場検索」にて該当した事業場を適用事業場とみなしています。)
  • ③平成30年度以降、新たに保健師と健診異常所見者や長時間労働者等に対する保健指導、高ストレス者等に対する健康相談、健康教育等の産業保健活動の全部又は一部を実施する契約を新たに締結していること。
  • ④保健師が産業保健活動の全部又は一部を実施していること。
  • ⑤産業保健活動を行う者は、自社の使用者・労働者以外の者であること。

ポイント

労働保険の適用事業場とは、簡単に言えば従業員を1人以上雇い入れている事業場になります。チェーン店など複数の店舗や事業を展開されている場合は別々の事業場として扱うことが出来ます。 雇用保険の適用事業場に登録されているかは下記のURLから検索可能です。
雇用保険の適用事業場検索
※法人番号ではヒットしない可能性があるので、事業所名や住所の一部で検索するとよいでしょう。
チェーン店など複数の事業場がヒットしない場合は新たに事業場として申請することで、店舗の数だけ助成金を受け取るが出来ます。

例) 5店舗を展開する飲食店の場合→最大で5店舗×40万=200万円の助成金を受給が可能!

助成金を受け取るまでの流れ

時期費用産業保健活動申請と受取
申し込み月保健師と直接相談できる仕組みを設置。【費用発生10万円】
2か月目保健師と電話相談
3か月目保健師と電話相談
4か月目保健師と電話相談
5か月目保健師と電話相談
6か月目保健師と電話相談
7か月目保健師と直接相談できる仕組みを設置。【費用発生10万円(2回目)】保健師と電話相談
8か月目保健師と電話相談【1回目の助成金申請】
9か月目保健師と電話相談
10か月目保健師と電話相談
11か月目保健師と電話相談
12か月目保健師と電話相談
13か月目保健師と電話相談
14か月目【1回目の助成金の受け取り(20万円)】【2回目の助成金申請】
15か月目
16か月目
17か月目
18か月目
19か月目
20か月目【2回目の助成金の受け取り(20万円)】

※助成金の申請から受け取りまでの期間は審査などを含みますので前後する可能性があります。

メリットとデメリット

メリット

  • 保健師と相談できるようになる
  • 効率的に活用することで出資した金額以上の助成を受け取る事が出来る
  • 比較的に簡単に申請することが出来る
  • 複数店舗を運用している場合はその数だけ申請することが出来る
  • 助成金はどうのような用途しようしてもOK

保健師と相談できるようになる

保健師は国家資格であり、健康のプロフェッショナルです。そのプロフェッショナルな専門家との相談窓口を設置することで、適切なアドバイスを受けることが可能になります。現在、世界的に流行しているコロナウイルスの対応なども専門家の視点からどうのような対応をすればよいかなど適切なアドバイスを受けることが可能です。その他、社員のストレスや社員自身が直接健康相談を受けることが可能になります。

効率的に活用することで出資した金額以上の助成を受け取る事が出来る

「保健師コース」と「直接健康相談環境整備コース」を重複して申請することで、10万円の出費に対して20万円の助成を2回まで受けることが出来ます。

比較的に簡単に申請することが出来る

申請に必要なものは「労働保険料概算確定保険料申告書の写し」と「助成金振込先の通帳のコピー」だけですので、大きな手間なく、比較的簡単に申請することが可能です。

複数店舗を運用している場合はその数だけ申請することが出来る

複数店舗がある場合、店舗数毎に申請することが可能で、店舗数×40万円の助成を受けることが出来ます。

助成金はどうのような用途しようしてもOK

助成金は補助金などと違いどのような用途に使用してもOKですので、経営上のメリットは大きいです。

デメリット

この助成金にデメリットはほとんどありません。しいて言うなら、最初に費用が発生することです。こちらは助成金の特性上どうしようもありません。また、適切な申請をすれば審査に落ちることはまずありませんので、受給出来ないリスクもほとんどありません。

まとめ

このように「小規模事業場産業医活動助成金」は大きなメリットのある助成金になります。ほとんどメリットしかないような内容です。まだまだ認知はされておらず、ご活用されていない事業所様には大きなチャンスとなります。是非この機会に検討されてはいかがでしょうか。

関連URL

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最適な受給のために

株式会社FROMATIONで社会保険労務士事務所(助成金の申請代行は社労士の独占業務です。)と保健師と業務提携しており、保健師との相談出来る仕組みの設置から助成金の申請、そして受給されるまで安心して進めることが可能です。

具体的なサービスの内容

  • 適切に助成金を受け取るための施策のご提供(保健師と直接電話相談できる仕組みをご提供)
  • 実際に保健師との電話相談を実施(※1 回15分以内、月に2回まで)
  • 最大限助成金を活用する為、6か月毎に10万円の費用でOK。(助成金受け取りは計40万)

助成金は予算があります。お早めにお問合せ下さい。


良くある質問

助成金の審査に落ちることはありますか?

助成金の性質上、条件を満たしていれば審査に落ちることはまずありません。

受け取った助成金は自由に使えますか?

補助金などとは違い助成金の用途は縛られていません。お好きな用途に使えます。

料金はいくらですか?

6か月で10万円となります。このお値段は助成金を最大限受け取って頂ける金額となっております。

サービス申し込み後に助成金が打ち切られたらどうなりますか?

助成金が終了した場合は全額ご返金致します。